一年で人生が変わった話

今の会社でちょうど一年になります。

忘れもしない一年前契約社員を突然打ち切られ、１ヶ月半後には無職。

その１ヶ月で就職活動して、入った今の会社。

祝日休みじゃないのも入ってから聞かされ、最初の試用期間が３ヶ月アルバイトだったり。

同じ年の女人が主任ですごいキツい性格で最初の3ヵ月間いじめられました。

この年(当時29歳)にもなると役職付いてる人はいるのは当たり前なんだろうけど、もろ同じ年で女性の上司というのはすごくやりにくかったです。

しかも彼女は彼氏にプロポーズされたばかりの婚約中で、女としても幸せ。

片やクビになって、転職活動をして１から仕事を覚える実家暮らし。

この時は彼氏もいませんでした。

仕事もできて結婚も手に入れて、しかも可愛い29歳。

仕事もゼロから、彼氏もいなく、将来が不安な29歳。

去年の今頃は惨めで悲しくて毎日うまく笑えませんでした。

ミスをしても素直に報告できず、その事を怒られたりと初歩の初歩の仕事もできず。

現状から逃げたくて転職活動をしたけど上手く行かず。

当時仕事でどうしても、彼女に聞いたり話かけなきゃいけない状況でものすごく苦痛でした。

自分が苦手…いやむしろ怖いとすら感じる相手に毎日自分から話しかけなきゃいけないという状況は本当にストレスでした。

でも今思えばどんな会社でも入ったばかりでは仕事がわからなくてできないのなのも当たり前だし、慣れないからすごく疲れるのも、当然のことなんですよね。

でもその時は気づきませんでした。

当時はひたすら自分がだめでできないんだって自分がダメだとばっかり考えたけど。

結局そんなふうに考えて、ネガティヴになって腐っても彼氏ができるわけでも、仕事ができるようになるわけでもなく、現状がよくなることなんて一つもなくて。

なんとか前向きになろうと踏ん張っていました。

どんな小さなこともないがしろにしないで。

朝は誰よりも早くるとか。

机や身の回りを必ず綺麗にしとくとか。

次の人が見やすいように資料は必ず順番通りに戻すとか。

不安な仕事の部分があったらしつこいくらいに確認をしてちゃんと聞くとか。

（スピードより後からミスがある方がよくないので）

5才下の同じ部署の女の子にもへりくだってプライドを捨てて。

（こいつダメーだないい年してって思われてるのがヒシヒシと伝わってきました）

あと一番気をつけたのが

笑顔 

人って相手が笑顔で嫌な気分になる人っていないんですよね。

今まで暗い顔ばかりしてたので、意識的に笑顔で人と接するように気をつけてみました。

できないことが多い中、いま入社したてで自分ができることはなんなのか考えて、できることを一生懸命やりました。

そんな毎日を二ヶ月過ごしたら徐々に会社の人達からの見る目も変わってきました。

ダメなやつから、まあいいんじゃない？

仕事も段々と信用されるようになり、少しづつ任せてもらえるようになりました。

そんな日々から早半年

私を虐めていた同じ年の主任の彼女は、去年の10月にプロポーズされ今年の夏に結婚予定だったのですが、一緒に暮らしてみたら婚約者に借金があるのが発覚し入籍を延期。

かたや自分は付き合ってすぐ、トントン拍子にうまくいき来月11月結婚式&入籍。

去年の今頃は本当にこんなことになるなんて考えも知らなかった。

一年ってすごい。

たかが一年。

されど一年。

人生はなにが起こるかわからないし、結局気の持ちようでどうとでもなるんだなと思います。